面倒くさがりでいい加減な子の対処法

塾講師時代にも、よく遭遇しました

中学受験する予定なのに、全然勉強しない子

1 勉強しない子どもの特徴

いい加減で、字も汚くて、面倒くさがって宿題も適当にしかやらない

毎回の授業に

「何しに来ているの?」と、本気で問いかけたくなるような子

お母さんは必死なのに、子どもはまるでやる気がない

そういう子供って、塾にも絶対にいます

私が受け持っていたのは、受講人数が5~6人の小規模クラスでした

ほとんどの子供が、一斉指示でしっかりついてくるのに

ひとりだけ全く聞いていないから

その子の為に、ひとつひとつを繰り返さないといけない

結果、クラス全体の時間が失われます

だから、そういう子にはできるだけ

個別授業を受講してもらっていました

個別対応で、子どもによくよく話を聞いてみると

「お母さんが、そうしろって言うから受験する」

9割がこれです

子どもは受験への意思がまるでない

受験というものも理解していない

どちらかというと、受験なんてしたくない

 

ふと振り返って・・・

うちの長男

嫌いな教科については

いい加減、字も汚い、面倒くさがって宿題も適当にやる

つまり

嫌いな教科を勉強する意味が、分かっていない

そういうことなんですよね

小学生相手に、受験を意識させたり

嫌いな教科も頑張りましょう、なんて

説得力をもって、上手に説明できる人がいるなら

ほんと、教えてほしい

 

それで、結局

なんでもいいからやりなさい!!

あるいは

もうやらなくていい!!

こうなっちゃう^^

あるあるですよね~

 

2 勉強好きにさせる技

小学生に勉強する意味を教えるのは、至難のわざだから

それよりは、嫌いな教科を好きにさせる方が早い

 

でも、これもまた

実際は、非常に難しい

中には、簡単に騙されてくれる子もいますが

ほとんどは、一筋縄ではいかないですね

 

そういうのを可能にしますっていうのが、塾や家庭教師の

宣伝文句なんだけど

実際は、嫌いなままでもどうにか勉強するように誘導する

これが正しいかな

騙し騙しやっていったら、いつの間にか嫌いな教科もわかるようになって

前ほど嫌いじゃなくなった、というふうに

塾ってところは、あらゆる手をつかって、子どもに勉強させますから

でも、そのとき

できるだけ苦行にならないよう、配慮しなくてはいけません

苦行は一定の期間続けると、もうできなくなります

勉強=苦行

いったん、こうインプットされてしまった子どもの意識を変えるのは

本当に難しいのです

小学生時代、ものすごく勉強を頑張っていたのに

中学・高校では全然やらなくなる子がいます

それはもう、使い果たした感が半端ありません

その後、大人になって、自分でちゃんと立て直せる子もいれば

そのまま堕落してしまう子もいます

 

息子は今、漢字の暗記と練習が嫌でたまりません

毎日宿題に出るので、やらざるを得ないのですが

とにかく、漢字だけはひときわ字が汚い

それなのに、めちゃくちゃ時間がかかる

いやいややっているから、全然すすまないのです

他の教科では、問題なく点数をとれるのに

漢字テストだけは60点とか50点とか

そうそう、20点の時もありました

100点なんて、とったことないと思います

再テストで何度も居残り補習を受けています

 

そこで・・・

私が息子にどういう話をしたかというと

無知な大人を相手にしているように

丁寧に、冷静に、正確に話します

日本の受験システムだとか、漢字の暗記がどのくらい重要性があるか

中学、高校、大学、大学院のこと

一通り話して

それでおしまい

 

息子は神妙に聞いていましたが

相変わらず、漢字を覚えないし

20点をとってきます

でも、それで構いません

一度しっかり話したから

ちゃんとわかっているはずです

そして、自分で気づいたときに

一生懸命、覚えれば良いと思います

あとは本人に任せます

これが正しいかどうかわかりませんが

私は自分自身も長い間、学問の世界にいました

だから、気分がのらないときに勉強する無意味さを知っています

今は、息子にとっては、漢字を練習したり覚えたりする時ではないのです

だから、何も言わない

この私のやりかたが正しいかどうかわかりません

子どもの性格にもよります

このやり方で勉強を好きになることはないでしょうが

それ以上嫌いになることもないと思います

今はそれで十分

 

息子にとって貴重で有限な時間

今、息子にやりたいことがあるのなら

息子の時間だもの

好きなように使わせてあげたい

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