適切に罰を与える事

私は罰を与えるのが苦手です

自分が悪者になるのが嫌で、子どもを罰せられないのです

でも、適切に罰を与えられない大人は

子どもに舐められます

まさに今、私は自分の子供から舐められています・・・

 

1 怒られても、どうせ許してもらえる

つまり、そういうことです

私は、子どもたちからそう思われています

「安心感」という意味では

「許される」という感覚を子どもたちが持つのは

良いことなのかもしれません

でも、何にでも安心感があると

結局は、将来何をやらせても中途半端な人間になるだけです

それはわかっているのですが

なかなか厳しい対応ができない・・・

子育て歴9年の私にとって目下最大の悩みです

わかっています

「許される」感覚は、「何をしても許される」では意味がないのです

 

「何があっても、家を追い出されたり、ネグレクトされることはない」

 

こういう感覚を子どもが持つのは正しい

でも

 

親のいうことをきかなくて、怒られても

「結局は誕生日プレゼントをもらえる」

「ケーキは食べられる」

 

こんな感覚を持たせるのは間違っている

子どもが言うことをきかない、約束を守らない

そういうときは、正しく罰を与えるべきです

 

2 正しい罰の与え方

これは、本当に難しい

理屈ではわかります

どうすべきかも知っています

でも、現実に実行するのは本当に難しい

 

こんなふうに言って、これまで正しく罰しなかったために

うちの子供たちは、本当に甘く甘く成長しました

どんなに私が怒っていても、結局は許してもらえて

いつも通り、何でも与えてもらえると思っています

 

例えば

体操服をなくして、そのあと真面目に探さなくても

鉛筆や消しゴムをすぐにダメにしても

食事前にお片付けをしなくても

 

次の体育の授業に間に合うように、新しい体操服を買ってもらえる

文具はいつも家に新品がそろっている

ちょっとは怒られるけれど、いつもどおりの食事が出てくる

 

こんなふうに対応していました

これが大きな間違いです

完全に子育てに失敗していました

本当なら子どもには、きちんと正しい罰を与えるべきなのです

それには

何も声を荒げる必要はないのです

事前にきちんと子供と話をして、約束しておくだけで良いのです

 

「物を大事にしなければ、新しいものは与えない」

「どうしても必要なら、自分のお小遣いで買いなさい」

「約束を守らないなら、食事はありません」

 

そして、予告通りのことを実行すればよいだけです

これを、かわいそうに思ってついつい

「今回だけよ」

こう言ってしまうのです

こちらとしても、許す方が楽だから

つい、許して新しいものを与えてしまう

食事だって、いつも通りに与えてしまう

 

これでは、子どもが甘く成長するに決まっているのです

 

3 罰を与えた結果

なかなか罰を与えられない私でしたが

子どもの将来のことを考えて、心を鬼にして罰しました

 

長男に誕生日プレゼントをあげませんでした

長男にも次男にも食事を与えませんでした

 

すると、どうなったか?

 

長男は以前より、ものを大事にするようになりました

子どもたち二人とも、食事前の片づけをきちんとするようになりました

 

考えてみれば当たり前のことです

 

大人になって、就職して

時間通りに出勤しなければ、会社をクビになるのと同じです

物を壊したら壊れたままか、自分で買いなおさなくてはなりません

きちんと仕事をしなければ、お金を稼ぐことはできません

 

これを、今のうちに教えておかなくては

甘えた根性が染みついてしまうと

それを矯正するのは、たやすいことではありません

 

子育ては本当に難しいけれど

時には罰を与え、子どもが大人になってから苦労しないように

厳しい愛も持たなくてはいけませんね

 

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