今回はペットボトルを使って雲を作ってみます
1 液体窒素
以前、科学館で雲を発生させる実験を見たことがあります
そのときは、液体窒素を使って
もくもくの雲ができましたが
自宅で液体窒素を使う気にはならないし
特に、下の子なんてまだ4歳
取り扱いを間違ったら大変なことになります
液体窒素は、一瞬でなんでも氷にしてしまうくらい
怖いものですから
例えば、お花を液体窒素に浸してみます
すると、一瞬で凍り付いて、バリバリに砕けてしまいます
もし、子供の手が液体窒素に浸ってしまったら・・・
考えただけでも恐ろしい
2 炭酸ストッパー
ということで、安全無害なペットボトルで挑戦です
これには炭酸ストッパーを使います
ホームセンターなどで300円くらいで売っています
実験後は、普通に炭酸ストッパーとして使えるし
無駄にはならないかな^^
3 材料
炭酸ストッパー・500mlの炭酸用ペットボトル・ぬるま湯
場合によっては、お線香
4 実験
まず、ペットボトルに100mlくらいのぬるま湯をいれます
そして、炭酸ストッパーでふたをして、シュポシュポ
何回も押します
空気を一杯入れているのです
500mlのペットボトルに
1000mlの空気を入れる勢いで、パンパンになるまで
空気を詰め込みます
そして、しばらくペットボトルを手で温めながら待つと
ペットボトルの内側が
曇っていきます
雲が発生したのです
そこで、一気に栓を抜くと
フワフワ~っと湯気のようなものが出てきます
これが雲の正体^^
というわけです
5 簡単解説
ペットボトルの中に空気を一杯詰め込んだことで
ペットボトル内の気圧が高くなり
空気中に溶ける水蒸気の量が増えました
ペットボトル内は、たとえて言うなら
熱帯雨林のようなじめじめした、空気
そこで急に栓を抜いたことで
空気と一緒に水蒸気がペットボトルから外気に出ます
外は、ペットボトル内よりも気温が低くて気圧も低い
空気中に溶けていた水蒸気は
もはや気体ではいられなくなって、一瞬で水に戻ります
その場で小さな、目に見えるくらいの粒になったのです
6 お線香を使うバージョン
こちらはね、やってみてなんとも言えませんね~
一応簡単に説明すると
実際の雲は、空気中のちりなどを含んでいます
ちりに水蒸気がくっついて集まっているということです
そこで、ペットボトルに煙を入れて
先ほどと同じように
炭酸ストッパーで空気を詰め込んで・・・
という実験なのですが
栓を抜いたとき
たしかに、雲のようなものが出てきますが
これって
「ただのけむりじゃん!」
そんな声が聞こえてきます
煙なのか、雲なのか
見分けはつきにくいですね
だったら、煙無しで純粋に水蒸気だけで実験したほうが
感動はあると思います
とっても簡単な実験なので
ぜひ試してみてください^^
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