子どもには、貨幣価値の奴隷になってほしくない
では、どうすればそこから抜け出せるのか?
1 貨幣価値以外の価値観
モノの価値はお金の額で計るのが、当たり前になっているこの世の中
金額が高いものが上等で
金額が低いものは安物
でも、それってほんと?
そもそも、その金額は誰が決めたの?
モノの金額が決まるにはいろいろな要因がある
原価・人件費・流通・希少性などなど
ほんと、いろんな要因が組み合わさって
金額がはじき出されている
あるいは、超適当に決められていることもある
バザーとか、リサイクルショップとかでは
なんとなく、雰囲気で決まっていますよね
だから交渉次第で、設定金額はいくらでも変動する
そんな流動的で不安定、気まぐれな値札
そんなタグひとつに、ものの価値を任せておいて良いものか?
良いわけがない
値札がどうであれ、自分にとってそのものが価値があるのかないのか
子どもたちには、ちゃんと見極められるようになってほしい
それが、貨幣価値以外の価値観をもつことだけど
それはいったいどうすれば身につくのか?
それは
幼いころからの教育にも関係していると思う
2 子どもの価値観
値札関係なく、幼い子どもには子ども独特の価値観があります
くちゃくちゃの紙切れを、いつまでも宝物のように扱うとかね
こういうの
大人は尊重するべきなのだと思います
でも、ここで大事なのは
子どもが大事だというものすべてを尊重する必要はない
そんなことをしていたら、家のなかはあっという間にゴミ屋敷です
子どもは、それを宝物であり大事なものだと言いながら
大事にしないことの方が多いのです
大事にしていないものは、やっぱり宝物ではないのです
その中で、本当に大事にしている「ごみクズ」があったら
それは、認めてあげる方が良いのです
そうすることで、子どもは自分の価値観に自信を持ちます
そこから、金銭価値では決して計れない
自分自身の価値基準を、育てることができるようになるのです
これが上手く育たないと
物の価値を、ひとに決めてもらいたがるようになります
親の価値観、貨幣価値
そういったものがなければ、物の価値が判断できないのです
これは、本当に残念なことです
3 大衆心理にとりこまれないために
もうひとつ、とても厄介な問題があります
大衆心理
これは、日本人は特にとりこまれやすいものですね
人が良いと思うものを、自分も同じ気持ちで評価してしまう
そこで、「ブランドもの」が出来上がります
また、「有名大学」もしかり
大衆心理に惑わされないためには
自分の中に、価値を判断する基準を育てるしかありません
子どもの価値観を大切に
とりあえず、それだけできれば大丈夫です
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