ほんとにね
好きじゃないですね
先取り教育・・・
1 巷には先取りしたがるママがいっぱい
なんだか
ゲンナリしちゃうんですが
まだ幼い子たちに、2年3年先の勉強を次々にさせるママって
かなりたくさんいらっしゃいますね
私は、塾講師をしていたので
実際に、お尻を叩かれて勉強させられている子たちを
たくさん見てきました
小学生の間は、一生懸命ママの期待に応えようと
頑張る子が多かったです
でも、中学生になると大抵の子は豹変します
全く勉強しない
要領だけよくなって、実力が伴わない
そんな子たち
本当にたくさん見てきました
そして、彼・彼女たちには、高校生になると
自分の意志で巻き返す子もいれば
そのままどんどん勉強から離れていく子もいました
はっきり言います
幼いうちは、ママが必死だったら
子どもはどんな子でも全員、勉強を頑張ります
ママの期待に応えたくて
必死で頑張るんです
本当はその年齢にこそ
「何にもしなくていい時間」が必要なのに・・・
うっとりと、空想の世界に遊びに行く
ただ、手や顔、直接肌に触れるものの感触を味わう
何かボンヤリと頭の中に漂うものを、ゆっくりと思い出す
天井や壁のシミを見つめて、いろんなものを生み出す
自分が想像した怪物のリアルさに、本気でおびえる
放っておけば、毎日子どもはこういう世界に浸ります
でも
勉強があるから
ママが期待しているから
自分の世界を犠牲にして、デスクワークに励みます
そして
そんな苦労の甲斐あって
当然、成績は上がります
当たり前なんです
そんなこと
成績は上がるに決まっています
何もすごくありません
2年3年先取りして
2年3年先の内容を理解して応用できる
そんなの
誰にでもできるんです
2 先取りするとどうなるか
幼いころは先取りできても
その先、ずっと先取りできるわけではありません
実際、そんなの続きませんから
ご自分にできるかどうか考えてみたら
すぐに答えは出ると思います
2年も3年も先の仕事
一生前倒しで、できる人っているんだろうか?
先取りって
実は子どもにとっての
「リアルな現在」を奪っているんです
先取りに囚われている子は
現在を生きていないんです
その点、私自身も
次男のことは心配です
3歳年上の長男と、常に同じことをやりたがるので
どうしても先取りっぽくなってしまいます
でも
本人が強く望んでいるのだから、仕方がありません
きっと次男にとって
それが「リアルな現在」なのでしょう
兄と張り合うことが、弟にとって何より大切な現在なら
母としては、協力するしかありません
とはいっても、6歳に見合った内容に置き換えていますので
今のところ、ママ先生の教室内容は
許容範囲かなと思います
子どもの頃に、ちゃんと
「リアルな現在」を生きられなかった子供は
成長してから、精神疾患を患う可能性があります
これも当然です
子どもには、十分な愛情が必要なのは当然ですが
十分な時間も必要です
十分な「何もしなくていい時間」
大人になってからも
「何もしなくていい時間」
これがないと、息が詰まるでしょ?
そういうことです
うちの長男は
降ってわいた、二日間の学級閉鎖のおかげで
十分な「何もしなくてよい時間」を過ごしていました
そして
私の知らない間に
スクラッチで
プログラミングゲームを一つ完成させていました
これには驚きました
また次の記事でご紹介できたらと思います
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