電気のお話

先日の小学校の参観日

理科の授業を参観してきました

 

1 豆電球にあかりをつけよう

今、小学3年生では

豆電球に明かりをつける、という実験に取り組んでいます

それぞれの児童が、電池ボックスと電極をもらって

いろんなものに電気を通しています

3年生の実験なので

まだまだ簡単なものです

こういうとき、先取りの弊害を感じます

先取りするつもりはなかったのですが

長男の興味の対象が理科だったので、どうしても

これまでにいろんな場面で、理科的な経験をさせてきました

それが

ここへきて

もう一度、基礎から勉強することになり

長男は、その時間が苦痛でたまらない様子です

そもそもが、面倒なことをやりたがらない

新しいものにしか興味のない子どもなので

 

「アルミ箔が電気を通すか」

「紙コップが電気を通すか」

 

そんなの今更やりたくない、と言います

だから、こっそり鉛筆の芯に電気を通そうとして怒られたり

電池ボックスを分解しそうになったり

親としては、頼もしくも感じますが

集団行動になじめない、我慢の足らない点が心配ですね

ひとしきり、実験をしましたが

全然満足できない息子

消化不良で、もやもやしていました

 

そこで、家に帰って電気について少し調べることにしました

 

2 金属は電気を通す、は本当か?

こういうことを言うと、形容矛盾になってしまうので

言葉遊びの領域へ入ってしまいます

注意が必要です^^

 

小学校では

「金属は電気を通す」と教えます

しかし、そこにはなんとなく違和感を感じます

本当にすべての金属が電気を通すのか?

そもそも、「金属」というものが「電気を通すもの」という概念にあるので

金属は電気を通す、で間違いはありません

では

この金属って何なのか?

そして、電気って何なのか?

私の呈した疑問から

長男の頭の中では、どんどん疑問が膨らんでいったようです

 

例えば炭素という元素を考えてみて

炭素から作られる、ダイヤモンドと黒鉛

鉛筆の芯に電気が通るように、黒鉛は電気を通します

でも、同じ元素からできているダイヤモンド

これは電気を通しません

どうしてか?

それには

電子がかかわっています

原子の結びつき方の違いにより

ダイヤモンドなのかでは、電子が動けない

黒鉛の中では動ける

この違いがあるようです

 

電子はどんなもののなかで、どうやって動けるのか

新たな疑問が出てきてしまいました

長男は、導体、不導体、半導体など

無知な私は絶対に関わりたくない単語を連呼していましたが

完全に無視しました

 

でも、それ以前に

この黒鉛、実は金属には分類されていないようです

もちろんダイヤモンドも金属ではありません

金属は電気を通しますが

電気を通すものすべてが金属ではないのです

たとえば、過去には濃度の濃い塩水が電気を通す実験もしました

 

う~ん

ここまでいろいろ考えてみましたが

何一つ明らかになっていません

それ以上に、謎が深まりばかりです

 

でも

こういうことを調べているとき

長男は異常なくらい興奮しています

 

長男の無尽蔵の興味を引き出せただけでも

今回は収穫あり、と考えるべきでしょう

次回、科学館へ行ったときに、専門家に教えてもらいましょう

もう、私にできることは専門家に丸投げ

それだけですから^^

 

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