クリスマスキャロルを英語で歌ってみる

今回はスクラブルはお休みしました

 

1 もろびとこぞりて

次男の幼稚園ではもうすぐ、クリスマス礼拝が行われます

そこで、最近、たくさんのクリスマスキャロル、つまり讃美歌を歌っています

どの季節でも、讃美歌はありますが

クリスマスシーズンの讃美歌は本当にたくさんあって

一般的にも、よく知られているものもありますね

そのなかで

今回は「もろびとこぞりて」を歌ってみました

 

日本語の歌詞を、一番だけ記しておきます

諸人(もろびと)こぞりて
迎えまつれ
久しく待ちにし
主は来ませり
主は来ませり
主は、主は来ませり

このあと、二番三番と続きます

 

訳し方がいくつかあるようですが

息子の幼稚園ではこちらの訳で歌っています

 

これを、英語で歌うとなると

まずは題名からご紹介します

“JOY TO THE WORLD”

「世界へ広がるよろこび」、というところでしょうか

歌詞はこうです

Joy to the world, the Lord is come

Let earth receive her King.

Let every heart prepare Him room

And heaven and nature sing

And heaven and nature sing

And heaven and heaven and nature sing

これは、一番省略した形の歌詞になります

簡単に訳をつけるとすると

 

喜びが世界に広がる(世界中よ喜べ) 主が来られた

王を受け入れよう

みんなの胸に、王を迎え入れよう

天も地も歌う

天も地も歌う

天が、天が歌い地も歌う

 

つまり、イエス・キリストの誕生を世界中が喜び祝う

という内容です

 

2 歌詞の英文法を確認

歌詞の中から、一文をピックアップして解説します

2行目の

Let earth receive her King.

この短い英文の中にも、実は受験英語に役立つ内容が含まれています

 

① 使役動詞 Let

使役動詞には、いくつか種類がありますが

ここでは、比較的ゆるい使役のLetが使われています

ここでは使役というよりも、誘いかけのような意味合いですね

だから、訳すときも使役独特の「~させる」ではなくて

「~しよう」と訳す方が自然です

Let earth receive her King.

直訳すると(地球に王を受け入れさせよう)

となりますが

earthには、定冠詞The がついていないので

「地球」と訳すのは、不自然です

「世界」と訳す方が自然ですね

 

② 所有代名詞

そして、もうひとつ面白い点が“her”です

Let earth receive her King.

herって誰のことよ?ってなりますよね

日本語では、「彼女」と訳すのが普通なので(^^♪

でもこれは、誰か人のことではなくて

earth のことです

earthは女性扱いなのです

ドイツ語を勉強していた時は、単語の性別に本当に苦労しましたが

英語では性別については、たまに、こういう形で出てくるだけなので

楽なものです

ここでは、「世界の」と訳しておけばよいでしょう

「世界に、世界の王を受け入れさせよう」

こんなところでしょうか

この一文の言いたいことは

「王を受け入れよう」とうことですので、それだけ訳せれば大丈夫です

 

このあたりの文法事項を長男に説明してみましたが

まだほとんど英文法を教えていないので

きっと何のことか、わからなかっただろうと思います

私は塾講師時代は、英語をメインで教えていたので

このあたりの英文法を、息子に早く教えたくなります

でも、小学3年生ではまだ早すぎますね

今は、英語を肌で感じて楽しんでもらわなければ

その目的のためなら、歌は良いですね

この Joy to the world

もう少し長いバージョンでも歌えるように

クリスマスシーズンは楽しく練習したいと思います

 

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