クリスマスの贈り物の話

次男の幼稚園でのことです

 

1 クリスマス降誕劇

次男の幼稚園はキリスト教系の幼稚園なので

そろそろ、降誕劇の練習がはじまります

毎年毎年、同じ劇をやるのですが

演じる子どもが違うので、それぞれ面白いです

長男の時から数えると、もう6回目になります

そして、これが最後のクリスマス降誕劇

毎年、面白いけれど、6回も見ればもう十分

お腹いっぱいです(^^♪

でも

毎年毎年見ているのですが

6年目の今でも、わからないことがあります

それは

イエス・キリストが生まれたときに

博士たちから送られた贈り物

降誕劇では三つの贈り物が出てきます

ひとつは黄金

ふたつめは乳香

みっつめは没薬

「黄金」はわかります、子どもたちのセリフでは

「こがね」と表しています

しかし、残る二つが問題です

まず、「乳香」

にゅうこうと読みますが、私は初めて聞きました

これは、「あぶら」としてささげられます

そしてさいごの「没薬」

読み方は「もつやく」

まず、漢字でみたら読めません

きっと、「ぼつやく」って読んでしまいますね

これは、「くすり」だそうです

このように、「こがね・あぶら・くすり」

みっつの貴重な品が

生まれたばかりのイエス・キリストに贈られたわけですが

はて

油といっても、どんな油?

薬といっても、なんの薬?

これが、ずっとわからなかったのです

わからなければ、調べてみればよいのですが

なんとなくそのまま放ってきました

大人って、こういうふうに放置しがちですよね

ここが、知恵者になるかならないかの違いです

5年間、無知で過ごした私ですが

これが最後のチャンス!

今こそ、これらの贈り物の正体を突き止めようと思います!

 

2 乳香とは?

ウィキペディアによると

乳香とは、「カンラン科ボスウェリア属の樹木から分泌される樹脂のこと」

らしいです

樹脂ね

松ヤニみたいなもの??

琥珀とか?

ウィキペデアから画像をお借りしました

これが乳香ですって

 

そしてこれが、ボスウェリア属植物の花ですって

へ~って感じですが(^^♪

 

この乳香の歴史は古く、紀元前40世紀のエジプトで

墳墓から埋葬品として発掘されているそうです

つまり、その頃にはもうお香として焚いて利用するなどされており

とても貴重なものだったようです

古代エジプトでは、神に捧げるための神聖なお香として

この乳香は用いられていたそうです

これが、ユダヤ人にも受け継がれ、聖書にも乳香について

神にささげるお香の調合に使われた、と記されているそうです

そのことから、イエス・キリストへの贈り物にもなったのですね

 

3 没薬とは?

では、没薬はどうでしょう

同じく、ウィキペディアによると

没薬とは「カンラン科コンミフォラ属(ミルラノキ属)の各種樹木から分泌される、赤褐色の植物性ゴム樹脂のこと」また「外国語の転写からミルラ(あるいはミル、Myrrh)とも呼ばれる」

 

これが、没薬

 

そして、これがモツヤクジュという植物だそうです

 

乳香と同じ、カンラン科の植物なのですね

そして、やはり樹脂から作られている

この没薬、お香としての利用もあったようですが殺菌作用があったらしく

鎮静薬、鎮痛薬としても使用されていたとか

そして、興味深かったのが

没薬の別名、「ミルラ」

これが、「ミイラ」の語源になったという説があります

没薬が、ミイラの防腐処理に利用されていたことに由来するそうです

 

いやはや、何でも調べてみると面白いものですね

 

どちらにしても、これらの乳香、没薬ともに

当時は非常に貴重なものだったらしく

乳香は黄金と同じ価値があったようで

同じ重さの金と取引されたこともあるそうです

すごいですね

 

まさに、降誕劇で演じるところの「博士たちが宝物をささげる」

その贈り物にふさわしい逸品です

 

最後の年に、謎が解けてよかったです

さっそく、子どもたちにも教えることにします

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