戦国大名たちの、具体的な国づくりについて学んでいます
1 家臣団のまとめかた
この時代、下剋上が当たり前だったので
ちょっと前まで同僚だった人が、今日は家臣になっている
なんてこともよくあったようですね
敵の家臣だった人たちが、今では自分の家臣だということも
なんだか、今の時代から見ると
「それでいいの?」 と言いたくなっちゃうけど
当時は、生きていくのが、食べていくのが、家族を食べさせるのが
精一杯だった人がたくさんいたのでしょうね
ポリシー云々以前に、少しでも安定した生活を求めたくなるのもわかります
そういうことを言えば
今の世の中だって、自分のポリシーよりも
安定した生活を求める人が大半ですものね
自分の考えと違うからって、そのたびに会社を辞めていたら
生きてなんて行けませんから
そういった事情は今も昔も同じなのでしょうが
上に立つ人は、いろいろと気苦労があったようですね
例えば、中国地方で勢力を伸ばした毛利氏
もともと彼は、ただの国人、つまり一般人でした
でも、そこから力をつけ成長を続け、戦国大名になりました
まさに下剋上
実力行使の世界ですね(^^♪
すると、ここで家臣問題が持ち上がります
それまで、自分と対等だった「国人」たちが、今や家臣です
これはね、毛利さん
ほんと、やりにくいよね
そういう国人たちを、どういうふうに家臣団に組み込んでいくのか
毛利氏は苦労したそうです
そりゃそうですね
関係としては近い人たちだけど
昔から自分の家臣だったわけではないから
忠誠心ということになると、別問題です
結局、昔からの家臣と、親族を家臣団の中心に据えて
新しく家臣になった人と、国人たちはその外側に置いたようです
なかなか難しいものですね
2 分国法にびっくり
今回の歴史教室で息子がバカ受けしたのがこの「分国法」
これは、戦国大名が自分の領地内で、独自の法律を定めたもの
この手のものに、よくありがちなことですが
とんでも法律がありますね^^
例えば、「けんか両成敗」
これはねぇ
やっぱり当人たちの言い分をもうちょっと聞いてあげたら?
と、思っちゃいますね
因みに武田氏発の分国法です
どんな理由があっても、けんかしたら両方同罪って
ちょっと強引すぎる
そして、今川さんは、自由結婚を認めなかったのね
結婚すらも、領主の言いなりにならなきゃいけないなんて
親の意向で結婚するのは、この時代普通でしょうが
領主に許可を取らなきゃいけないなんて
もはや奴隷状態
また、家臣同士で徒党を組むのもダメ
要するに、労働組合禁止
なんだか
息子にわかりやすく説明しようとして
ほんと、この時代の分国法ってむちゃくちゃよねって思いました
戦国大名によって、法律は違うけれど
まとめて考えると
家臣同士、徒党を組むなどして「仲良くなっちゃダメ」
家臣同士、「ケンカしちゃダメ」
家臣同士、「勝手に結婚しちゃダメ」
こんなことで、よくもまあ
「家臣団」なんて言って、まとまっていられたよね
息子は、このありえなさに
びっくりを通り越して、バカ受けでした
当時の人たちの苦労を考えると、笑い事ではないのだけれど
今の時代から考えると、めちゃくちゃすぎて笑うしかない感じ
つくづく、私も息子も戦国時代に生まれなくてよかった
現代も、いろいろと苦労することは多いけれど
どう考えても、戦国時代よりは良い
ほんと、私たちのご先祖様たちは大変な苦労をして
命をつないでくれたのですね
他にも、城下町の整備や経済の発展などで金貨や銀貨が作られたことも
息子は興味深く聞いていましたね
まだまだ、16世紀
ここから、どんどん複雑で細かい歴史描写をたどることになります
どうやら、歴史教室は功を奏して
息子は歴史好きになってくれたようです
確かに、試験とか関係なかったら、歴史って純粋に面白い^^
小学生の間に、歴史を読み解くのは意外におススメかもしれません(^^♪
ポプラディアが読みやすいですね
ちょっと高価ですけど( ;∀;)
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